精神的援助

2005年9月15日 お仕事
とあるOPE患者さん。
手術を目前に控え、不安と緊張からパニック状態に陥ってしまった。

否定することなく、訴えを傾聴、共感を示す。
深呼吸を促し、ヴァイタルサインをとる。

結局その患者さんは、麻酔科医の訪室をうけ、
通常のプレメディケーションだけでなく、強めの鎮静剤を使用することで
ストレッチャーに移ることができた。

「精神的援助」とひと括りにいうけれど、本当に難しい。

本当につらいとき、「私の気持ちなんて、誰にも解らない」って思うし。。

でも。私たちは、日々感性を磨き、感受性を保つ努力をする。想像力を持つ。
そして、さまざまな対象の、さまざまな感情に思いを寄せる。

看護って、注射だけじゃない。剃毛だけじゃない。浣腸だけじゃない。
目に見える手技は、場数を踏めばなんとかなる。
でもメンタル面は、敏感である努力をしなければ、ロボットになってしまう。

こんなお仕事。
私は嫌いじゃない。

いろいろな意味で、敏感なナースでいたい。。。

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